□ 活動趣旨
浜松は東京と大阪から等距離の場所に位置し、古くから東海道の中心と言える交通の要所であり、
ものづくりによって栄えた成長期の日本における都市のロールモデルであった。
また、マーケティングの先行基準にされるほど標準的な消費のモデルを示す地域であるが、
近年までの建築系大学の不在も手伝って建築の議論の空白地域となっている。
他方、建築における議論の中心は東京にあり、メディアから発せられる都市に関する議論についての情報も
地方からは遠い世界の出来事として捉えられている。
建築家たちが建築や都市について思考し、メディアで発信している言葉や活動と、
地方で向き合う現実はそんなに遠い世界のものなのか。
そこで本企画では、浜松に建築界の新たな思想を持った若い建築家らが集まることにより、議論のロールモデルをつくることで、
それらが地続きであることを共有し、建築が伝えるべき社会へのメッセージを
日本の真ん中という地理的条件を備えた場所から発し、地方都市の将来を考察することを目的とする。